家賃支援給付金の申請をしたら不備の訂正依頼のメールが来た
家賃支援給付金とは
『家賃支援給付金』とは、一定の売上減少要件に該当した法人や個人事業主が、最近の家賃支払い額を基準に給付を受けることができ給付です。具体的な要件や内容は下記の記事を参照してください。
わかりやすい家賃支援給付金の説明
『家賃支援給付金』新型コロナの影響で売上が減少している事業者に対する給付の申請方法と解説
実際に家賃支援給付金の申請をやってみました
8月上旬に家賃支援給付金の申請のお手伝いを4件やって、9月上旬に動きがあったので報告します。
- A社 → 約1月で不備なく入金
- B社 → 約1月経過して動きなし(マイページ上は確認作業中の表示)
- C社 → 約1月後に不備の連絡が登録メールに届く
- D社 → 約1月後に不備の連絡が登録メールに届く
正直、1月待たせておいて不備の連絡というのは遅すぎるし、不備の内容がどうでもいいくらい細かいです。
具体的な不備の内容
不備があった2社は、どちらも同じような内容で不備の訂正依頼がありました。少し表現を変えていますが紹介させていただきます。
- 口座名義の入力誤り
→ ヤチン カイシャ を ヤチンカイシャと入力
(半角スペースが入って無い) - 添付した契約書と入力した大家の名義が違う
→ 企画をキカクと入力
(漢字をカタカナで入力) - 添付資料から直近の家賃支払いが確認できない
→ 7月末家賃の支払いが遅れて8月頭の日付で振込になった
(支払い日のズレ) - 家賃の支払いが確認できる資料が不備
→ 3つ中2つは通帳コピー、1つをネットバンキング画面を添付。
(他の月と違う書式が違うから?) - 契約書の金額が、直近家賃支払い額を下回っている
→ 契約書の家賃が消費税抜きの金額で記載されている
(契約書の税別明記や、直近の家賃請求書の添付では判断できなかった?)
不備の修正依頼への対応方法
申請に不備があった場合、家賃支援給付金申請時に登録したメールアドレスに修正依頼のメールが事務局から届きます。対応する方法は、家賃支援給付金のマイページにログインして修正します。マイページに入ると具体的な不備の内容と修正の指示がページの冒頭に表示されています。
修正するコツは、修正依頼内容の文中にヒントがありますので、申請のどこに誤りがあって、何が不備なのかを読み取ることです。前例の1~5の不備項目について、私が対応した方法を紹介させていただきます。
- 入力誤り
→この場合は、通帳の1ページ目にカタカナで記載されている通り忠実に入力してください。私の場合は半角スペースの漏れでしたが、わかりいケースも多いと思います。どうしても発見できない場合は、思い切って入力しなおしてみると良いかもしれません。 - 入力内容に相違がある。
→私の場合は、大家さんの名義の漢字をカタカナで入力していて、修正箇所はすぐに見つけることができました。ただし、修正の指示に惑わされることになりました。その指示が『契約書と貸主の名義が異なります。この場合は賃貸契約証明書の指定書式を提出してください』となっており、単なる入力間違いに対して身に覚えのない指示を受けてしまいました。 - 添付資料で必用項目が確認できない
→家賃を毎月末に支払いしているものが、たまたま翌月頭になっていた支払いに対して、資料を添付したにも関わらず支払いが確認できないという指示を受けました。チェックする側にとって基本に忠実な表現では無い場合は、ちゃんと確認すればわかる場合でも不備として判断されるようです。
このパターンに対しては、直近3カ月の家賃支払の添付資料中の支払いの横に、それぞれ〇月家賃と手書説明をして、月をまたいだ資料には家賃支払いがズレた旨を注意書きを記入して対応しました。 - 資料を添付したにも関わらず、資料の添付が無いと指示を受けた場合。
→チェックする側が見慣れない資料を添付した場合は、修正を指示される可能性があります。この場合は、添付資料の上部に分かりやす表現で説明を記入して再添付します。
例)〇月家賃支払い確認資料(インターネットバンキング印字版)
※より わかりやすい資料がある場合は、差し替えた方が無難です。 - 申請時に入力した金額が契約書に記載された金額と異なる場合
→この場合は下記のいずれかで対応する必要があると思われます。
・金額が異なることを証明する添付資料を追加する
・契約書の家賃が消費税抜きで記載されていて、税別などの記載はあるがストレートな表現でない場合は、税別と記載された部分を強調してチェックしたうえて、消費税込みの場合は●●円と説明を家賃の横に記入する。
まとめ
家賃支援給付金の申請は自己申請は可能です。入金までは持続化給付金ほど早くない点と、不備で修正を求められるケースが多い印象です。不備についても難しいことは無く、少しチェックをして細かい手直しを加えたり、添付資料に説明を追加する形で完了する場合が殆どです。
もし不備に対する修正依頼のメールが来た場合は、この記事を参考に対応していただけると幸いです。