つい先日、お客様がコロナウィルスに感染して自宅療養していたとう連絡がありました。その詳細のインタビュー内容と、私が気づいた事をお伝えします。
2月1日 日中
Aさんは英会話教室を受講するため、自分の車で教室へ。教室には空気清浄機があり、定期的に換気とアルコール消毒などを実施しており、授業中は常にマスク着用で感染対策は守れていた。
今回唯一の例外で濃厚接触となったのが、授業終了後にティータイムだった。5分程度だが、狭めの給湯室でマスクを外してコーヒーを飲みながら5人で会話を楽しんだ。
この給湯室でのティータイムが濃厚接触と判断されています。この後の参加した5人の状況を紹介させていただきます。
2月1日 夜
特に体調不良はなかったが、経験したことがないような虚脱感におそわれる。(倦怠感もあるがそれ以上に例えようのない気力の喪失状態)
参考)味覚障害や嗅覚障害はなく、発熱や咳の症状はなかった。
2月2日~2月3日
相変わらずの虚脱感と倦怠感が続き、食欲が一切なく食事をとった記憶があいまい。(この間も味覚障害、嗅覚障害はなく発熱や咳の症状も無かった)
2月4日
英会話教室の先生から連絡があり、ティータムで同席した生徒Bがコロナウィルスに感染していて、濃厚接触者に該当する可能性があるとの内容だった。
英会話教室の先生の話では、保健所からは濃厚接触者の疑いがある人の名前や行動経路などの情報提供は求められておらず、病院の診察やPCR検査を義務付けられることはなかったという。英会話教室の先生は、体調など思い当たる場合は保健所に相談することを勧められる。
その後Aさんは、保健所に連絡をしたが発熱や咳などの症状がなく、濃厚接触から数日経過していてコロナ感染が疑われる症状がないので、様子を見てほしいと伝えられる。外出の自粛なども自己判断でよいとのこと。
2月5日
英会話教室の先生から電話があり、PCR検査の結果が陽性だったと連絡が入る。Aさんは再度、保健所に連絡して、濃厚接触者に陽性者が出ていて、自身も虚脱感や倦怠感などの症状が続いているので様子をみるのは不安だし、対応としてどうかしていると再三説明することで、ようやく病院でのPCR検査を指示される。
2月6日
病院でPCR検査を受ける。唾液を採取するタイプで、体調的に唾液がでにくかったが、何とか絞りだして提出。この時、英会話教室での濃厚接触者のCさんと一緒にPCR検査を受けていた。Cさんは唾液がほとんど出なかったが、微量でも大丈夫だろうと判断して相談することなく提出した。
2月7日
PCR検査の結果、陽性との連絡を受ける。これに関して、保健所からは5日間の自宅待機の指示をされた。外出などの制限は自己責任で、自宅待機中に食料や日用品などの支給は無いとのことだった。
不安になり、隔離のために指定されているホテルに入れてほしいと保健所に懇願したが、難しいと回答される。理由は濃厚接触からの時間経過と症状から判断すると、重症患者には該当しないので他に待機している人が優先されるとのこと。また隔離期間はあと5日程度になるので、手配に時間がかかる事を考慮すると、すぐに退院することになるからと自主隔離を強く推奨され従うことに。
2月7日~2月11日
虚脱感と倦怠感が続き、食欲不振も相変わらずだった。(発熱や咳の症状は無かった)
自主隔離のうえ、必要な食べ物や日用品の支給がない状況だったが、知人が気をきかして毎日玄関の外に用意してくれたため、苦労することはなかった。知人への感謝の気持ちと同時に、もし頼れる人がいなかったらと考えると恐怖を感じた。
一度だけ、夜に息苦しさを覚えて目が覚めた時があり、熱をはかると37度9分発熱していた。病院で処方されていたとんぷく薬を飲んで、朝までには平熱に戻っていた。(病院ではこの解熱剤しか処方されていない)
2月12日 朝
今までの虚脱感や倦怠感がウソのように爽快な寝起きだった。何の根拠もないが、コロナから回復したと確信したそうです。
倦怠感から放置して散らかってしまった部屋を眺めていると、英会話教室の先生から電話があった。とても爽快な気持ちで目が覚めて、ようやく生徒を気遣う余裕ができたという内容だった。二人は、おそらく同じタイミングで感染して、同じタイミングで回復できたということに喜びを分かち合ったそうです。
現在は、後遺症もなく元気に過ごしています。
英会話教室の先生
Aさん同様、喪失感と倦怠感に見舞われて、PCR検査で陽性後は保健所の指示で自宅での自主隔離をしていた。病院では解熱剤のみ処方されていた。その後回復して、後遺症もなし。(味覚障害や嗅覚障害は無く、発熱や咳の症状も無し。)
生徒B
5人のうち最初にPCR検査の陽性通知を受けたことから、濃厚接触の認識とPCR検査を受けるきっかになりました。今回の感染源であった可能性が高い印象もありますが、実際にどの人から広まったかは特定できません。
生徒C
濃厚接触の後にPCR検査を受けて陰性だったが、倦怠感が続いたため再度PCR検査を受けると陽性の結果になった。実は1回目のPCR検査際に、ほとんど唾液が出なかったので正しく検査ができなかった可能性がある。(一緒に検査を受けた濃厚接触者は陽性だった)
以前から母親を介護しており、濃厚接触から1回目のPCR検査の後も介護を続けたためか、後日母親もコロナに感染していることが判明。Bさんは後遺症もなく回復したが、母親は心配な状態が続いているそうです。
生徒D
持病があるので、常にマスクや消毒に気を付けていた。給湯室での濃厚接触の際もマスクを一切外さず、狭い部屋の中でも距離をとっていたそうです。
濃厚接触の後にPCR検査受けた結果は陰性で、コロナ感染が疑わしい症状は一切なかった。
私自身かなり気を付けているつもりですが、知人でコロナに感染した話を聞いたのは今回が初めてでした。けっして他人事と言える状況ではなく、近くまで迫ってきているのだと気を引き締めました。
次の記事で詳しく書く予定ですが、コロナに感染していたとしても放置されるような状況があるようです。その中でどうやって自分を守ればよいのか、コロナハラスメントと言われるような差別にあうことが無いように考えていきたいと思います。