扶養と『壁』とは?103万・130万の壁の最新改正と税金・社会保険の違いをやさしく解説【2026年対応】




「103万円の壁ってもう古いの?」
「130万円を超えたら全部損するの?」
「税金と社会保険、何が違うの?」

扶養の制度はよく聞きますが、実は“壁”は3つあります。

✔ 税金の壁(2種類)
✔ 社会保険の壁(1種類)

さらに改正により、2026年から基準の考え方も見直されています。

この記事では、扶養の基本と“壁”の正体を、できるだけやさしく整理します。



結論

✔ 扶養は「税金」と「社会保険」で制度が異なる
✔ 税金で2つの壁、社会保険で1つの壁
✔ 103万・130万は単純なラインではない
✔ 扶養を超えても必ず損するわけではない


扶養とは?まず全体像

扶養とは、

家族を経済的に支えている場合に
税金や社会保険で優遇を受けられる制度です。

制度は3つあります。

1️⃣ 所得税の扶養
2️⃣ 住民税の扶養
3️⃣ 社会保険の扶養

この3つを混同すると、話が一気に難しくなります。


扶養制度の新旧比較(2026年対応)

区分新(現行制度)旧(改正前)判定基準影響
所得税(扶養控除)合計所得基準(給与収入は123万円目安)103万円基準所得所得税減額
配偶者特別控除段階的控除(所得に応じ減少)150万円上限目安所得控除段階減
社会保険扶養年間収入見込み+勤務条件130万円目安年収見込社保加入
住民税所得基準で判定103万円連動所得住民税減額

※本記事は2026年以降の現行制度を基準に解説しています。
※過去年度の申告・修正については当時の制度が適用されます。


※本記事の前提(大事です)

「所得」と言われると難しいため、
本記事では 給与収入(税金や保険を引かれる前の額面)を基準に説明 しています。

収入と所得の違いがよく分からない方は、
👉 収入と所得の違いをやさしく解説した記事(作成中) も参考にしてください。


なぜ「103万円の壁」と言われてきたの?

旧制度では、

給与収入103万円以下
=合計所得48万円以下

という基準がありました。

そのため、

「103万円を超えると損」

という言葉が広まりました。

しかし現在は、

✔ 所得ベースでの判定
✔ 段階的控除
✔ 税金と社会保険は別制度

となっており、単純な壁ではありません。


130万円の壁の正体

130万円は税金ではありません。

これは 社会保険の扶養基準 です。

ただし実務では、

✔ 年間130万円
だけでなく

✔ 月約108,000円を超えても判定対象

になることがあります。

さらに、

✔ 交通費を含む解釈がある
✔ 勤務時間条件がある
✔ 企業規模で変わる

など、制度をより分かりにくくしています。


注意:社会保険は柔軟対応と公表されていますが…

社会保険制度は税制改正に合わせて柔軟に対応すると公表されていますが、

将来の基準変更が保証されているわけではありません。

現時点では、引き続き「130万円」を意識するのが安全です。


扶養を超えると本当に損?

ここが一番の誤解です。

扶養を超えると、

✔ 天引きが増える
✔ 社会保険料が発生する

ため「手取りが減った」と感じやすいです。

しかし実際には、

働いた分だけ家計全体の収入は増えていることが多いです。

👉 扶養内と扶養外、どちらが有利かは
扶養シミュレーター(作成中)で検証してみましょう。


扶養に入ると何が変わる?

✔ 扶養する側の所得税が減る
✔ 住民税が減る
✔ 社会保険料を払わなくてよい場合がある

ただし、

世帯全体で判断することが大切です。


実務目線ワンポイント

現場で多い誤解は、

「103万円を1円でも超えたら大損」

という考え方。

実際は、

✔ 配偶者特別控除がある
✔ 税金と社会保険は別
✔ 世帯トータルで見る必要がある

というのが実務感覚です。


次に読むと理解が深まる記事

👉 扶養に入れる人の範囲とは?大学生・別居・内縁などを整理(作成中)
👉 103万・123万・130万・150万の壁を徹底整理(作成中)
👉 扶養判定シミュレーター(作成中)
👉 確定申告の基礎と扶養控除の入力方法(作成予定)

まとめ

✔ 扶養は税金と社会保険で別制度
✔ 103万・130万は単純な壁ではない
✔ 月108,000円や交通費も社会保険では注意
✔ 扶養を超えても必ず損するわけではない

扶養は“なんとなく”で判断すると損をします。

正しく理解して、安心して働き方を選びましょう。

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